ビール粕
ビールを製造する際に発生します。
原料は麦芽です。主として二条大麦(ビール大麦)が使われます。麦芽は粉砕され、湯と混ぜもろみになります。そして麦汁とビール粕に分けます。
この段階では酵母菌を接種していないので、ビール粕にはビール酵母は含まれていません。
さらに脱水機に通してバック詰めされたものが脱水ビール粕です。(乳酸菌等添加された物もあります。)
繊維含量が高く濃厚飼料と粗飼料の中間的な飼料と言えます。栄養成分を把握し、適正な飼料設計を行えば良質な蛋白源になります。
主要成分一覧 (%DM) | |||
水分 | 60~65% | ||
TDN(牛) | 70.6% | ||
TDN(豚) | 56.0% | ||
CP | 28.4% | ||
NFC | 23.7% | ||
NDF | 47.1% | ||
Fat | 5.2% | ||
※栄養成分はすべて乾物の値 ※豚のTDNはNRC SWINE準拠 |