耐熱性バチルス菌の拡大培養法と使い方

耐熱性バチルス菌の拡大培養法と使い方

バチルス菌の種類は34種に大きく分けられますが,その中でも非常に多くの亜種が存在します。当社の菌は、デンプンは当然ですが、ゼラチンやセルロースの分解能力にも優れた効果を発揮します。

 

拡大培養方法はごく簡単で培養時間も1日弱です。

 

◎培養液20㍑の場合


1)大きめのポリ容器などを用意する

2)適量のお湯で1㍑(約1kg)の糖蜜を溶解後,水を加え20㍑とする

 

3)この中にシャーレー1枚分(A菌とB菌を半分づつ)の元菌を寒天ごと砕いて添加する

 

4)熱帯魚用のヒーターで培養液を35℃に保ち、観賞魚用のエアーポンプで曝気する

 

5)培養時間は約20時間です

 

  • 培養液の注意                                            

培養液はなるべく早くご使用ください

1)培養液を液状のままにしておくと、糖蜜の中の酵母菌が増えてバチルス菌が減ってきます

2)培養液を車で運ぶときは、ガスが多く出ますので注意してください「使用現場での培養が最適」

3)培養直後の菌数は1ml中に10の8乗個「億の単位」に増えますが、液状のままにしておくと一週間後では十分の一程度に減少します

4)培養液が余った場合は栄養分の少ないオガコやモミガラに吸着して乾燥した状態にしてご使用ください「但し、この場合は1g中の菌数は10の6乗程度です。多くのバチルス菌資材もこの程度と推察されますので、培養後の早めの使用が大切です」

 

○使い方

堆肥化の場合…20㍑を生糞5~10㎥に原液で散布(材料の水分は60~65%に調整) なお、バチルス菌は芽胞菌ですので戻し堆肥としての利用も有効です。

 

耐熱性バチルス菌の拡大培養法
1)灯油用のポリ容器などを使用 適量のお湯で1ℓ(約1kg)の糖蜜を溶解、水道水を加え20ℓとし良く攪拌

2)この中にシャーレ1枚分の元菌を寒天ごと細分して添加

3)鑑賞魚用のエアーポンプでばっ気(ポンプは1分間に3ℓ位のものを使用)

4)熱帯魚用ヒーターで培養液を35℃に保ち、ポリ容器にこれを入れ18~20時間培養する。

 

後は涼しい場所に保管→出来るだけ早めに使用。

必要器具機材

1)元菌(20ℓ分)

2)糖蜜 1ℓ

3)水道水20ℓ

4)20ℓ用ポリ容器

5)熱帯魚用温水ヒーター

6)エアーポンプ(1分間に3ℓ位)

 

1)元菌
2)糖蜜
5)熱帯魚用温水ヒーター
6)エアーポンプ

 

販売品目と価格(税・送料別)
商品番号品目仕様価格
1耐熱性バチルス菌(元菌)20ℓ分×10枚5,000円
2耐熱性バチルス菌(元菌)20ℓ分×20枚9,000円
3耐熱性バチルス菌(材料)20㎏3,500円
※  商品番号1、2は冷蔵庫で保管してください。

※  商品番号3は糖蜜ですので、出来るだけ地元でお求めください。

 

 

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